日本語って難しいですよね。
「ご自愛ください(ませ)」という表現ですが、普段の生活ではなかなか使わない言葉ですよね。
でも、季節のおりに届く「はがき」や「メール」で記載されているのを見た事ある人は多いのではないでしょうか。
相手が病気の時に使いそうなことはわかっていても、「いつ」「どうやって」使えばいいか迷っちゃいますよね。
使い方がわからない人も多いんではないでしょうか??
正しい使い方と表現を再確認していきましょう!
▷▶︎意外と知らない「ご自愛ください」の使い方◀︎◁
そもそもご自愛くださいの意味とは
「ご自身の体を大切にしてください」ということです。
一般的に、手紙やメールの末尾で相手の体を気遣う結びの言葉として書かれます。
相手を気遣う意味があるので「ご自愛ください」は目上の人に用いても問題ないのです!
決して上から目線の言葉ではないので目上の方だからこそ申し上げる言葉なんですね。
男女関係なく使える言葉なので目上の方にどんどん使っていきましょう。
「ご自愛ください」でよく使われるのが暑中見舞いや残暑見舞い
このような使い方がオススメです。
「季節の変わり目ですから、ご自愛ください」
「暑く(寒く)なりますから、ご自愛ください」
「くれぐれもご無理などなさらぬよう、ご自愛ください」
といった感じです。
相手を気遣う言葉なので手紙やメールの最後にこの一言があるだけで、なんだか嬉しい気持ちになりますよね。
使っちゃダメなタイミング
ご自愛くださいで気をつけなければいけないこともあります。
それは、体調を崩している人には使わないこと!
「ご自愛ください」は相手の体調を気遣う言葉です。
なのですでに風邪などの病気を患ってる人には使わないようにしましょう。
もし、体調を崩してる人に手紙やメールを出す場合には「一日も早く回復を、心よりお祈り申し上げます」といった言葉の方法がいいです。
それともう一つ注意しなければいけないことがあります。
「お体(お身体)をご自愛ください」という表現です。
ついつい書いてしまいそうな言葉ですが、これは重複表現になるため間違いです!
「自愛」とは自分の体を大切にするいう意味になります。
したがって「お身体を」は不要な一言になりますので気をつけてくだいね。
▷▶︎文面に気をつけたい忘れがちな言葉たちはこれ◁◀︎
「ご自愛ください」はすでに体調を崩してる人には使わない言葉なので
他の体調や健康に気遣う言葉のフレームを集めてみました。
風邪や病気で入院されているとき・・・
「早いご回復をお祈りしております。」
「早いご回復を願っております。」
「一日も早い復帰をお待ちしております。」
「どうぞ、お大事に」
健康や体調を気遣うとき・・・
「くれぐれも、お体にお気をつけくださいませ。」
「まだまだ寒い日が続きます。くれぐれもお体にはご留意ください。」
「まだまだ寒い日が続きます。お体を大切になさってください。」
「寒さ厳しく続く折、ご健康にお気をつけください。」
「どうぞ、くれぐれもお体を一番にお過ごしくださいませ。」
「寒くなってきましたので。お風邪など召されないようにお気をつけください。」
「大分、朝晩寒さ厳しくなってまいりました。お体大事になさってください。」
「風邪が流行っております。くれぐれもご自愛くださいますように。」
季節の変わり目には・・・
「季節の変わり目、どうぞ体調に気をつけてください。」
「季節柄、ご自愛くださいませ。」
などがあります。
場面に応じて使い分けていきたいですね。
オマケに手紙の例も書いときますね!
<頭語>
拝啓 <時候の挨拶+安否の挨拶> 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます <主文> さて、日頃より〜 <結びの挨拶> ご自愛ください。 <結語> 敬具 |
季節によって挨拶の仕方も、違うので気をつけてください。
▷▶︎まとめ◀︎◁
こうしていろいろ調べると本当に日本語って難しいなとつくづく思います。
でも、とても勉強になりますね!
人間力が上がった気がしてきます(笑)
手紙やメールで使ってみると「お!この人デキル人かも!」なんて思われちゃうかも!
みなさんの参考になれば幸いです。