「離島に移住してのんびりして暮らしたい」
「老後は離島に移住しようかな」
「島でのびのび子育てがしたい」
そう思ったことが、一度はあるのではないでしょうか。
とある島在住歴20年の私が、離島に移住したい方のために、チェックポイントをまとめてみました。
みなさんの大きな決断に、役立てたら嬉しいです!
■離島で絶対に確認しておきたいチェックポイント
離島で暮らしたいと思った時、みなさんは何を一番に重視しますか?
独身、家族持ち、老後など、生活スタイルはバラバラですが、特に重視しないといけないと思うものをまとめました。
私が住んでいる島と、その周辺の島の体験談も書いてみましたのでチェックしてみてくださいね。
・病院 科が少ない!
島はやはり僻地なので、総合病院など大きな病院はなく、私の島には、内科・外科はありますが、小児科や産婦人科などはありません。
隣の島には診療所はありますが、橋がないので夜間は救急艇が出ています。
風邪や少し体調が悪い程度なら、島の病院でも十分ですが、急病や症状が重い時は橋を渡り本土の病院へ行きます。
子供がいる家庭や高齢者の人は、病院の有無は重要です。
・仕事 パート系を探すのは大変かも
移住するなら前もって、その島の仕事状況を調べておきましょう。
その島に出来る仕事がなくても、周りにはあるはずです。
私の島では、周りの島へ仕事に行く人も多いですが、逆にこの島に仕事をしに来る人も多いですよ!
学生や主婦でパートを探すのは、苦労するかもしれません。
私の友達はだいたい同じ職場で働いているので、人付き合いが苦になる人は、島から出ての職探しをオススメします。
・交通手段 車が無いと「不便」ってレベルじゃない
車は必須です!
今住んでいる島は、バスは1時間に一本、タクシーなんて夜呼んでも来ないです。
9時を過ぎると信号は点滅に変わり、そこら中でイノシシと遭遇します。
私の主人は、隣の島にバイクで仕事に行っていますが、夜8時を過ぎて帰ってくる時は結構な確率でイノシシと遭遇し追いかけられてます。
車がないと、とっても不便です。
橋が架かっていない隔離された島は、特に交通手段は抑えておきたいですね。
・生活環境 島<<本土
インターネットがないと暮らせない!って人は、島の場所によっても回線の種類が違うので、要チェックです。
私の島でも光回線とADSLの地域があります。
他には、学校や保育園・幼稚園のことなど、将来習い事をさせたいなら下調べも大事です。
私の島は、本土と同じ市でも全く対応が異なります。
本土の市役所へ行くのも交通費がかかるし、病後児保育を実施しているのも本土だけです。
そして毎月配布される広報には、本土のことばかり。
島は同じ市ではないんだね。という島民は多いです。
離島移住は、楽しいことばかりではなく、ちゃんとした目的を持っていないと苦労すると思います。
■Iターンの人たちの本音を集めてみました
Iターンとは、出身地とは違う土地へ移住する事を言います。
そんなIターンをした人たちの本音を調べてみました。
○メリット
・空気がきれいで、体調が良くなった。
・近所付き合いが頻繁で、子供の面倒を見てもらえたり、野菜など昔ながらの物々交換が楽しめる。
・土地も広いし、念願だった大きな一軒家を建てることが出来た。
・Iターンをする人に対しての制度が充実していて、楽しく生活することが出来ている。
・お金を使わないので、使い方についてよく考えるようになった。
○デメリット
・のびのび子育てが出来ると思って移住したけど、高齢者が優遇される島で、子供の遊び場なんて遊具1つない更地があるだけだった。
・とにかく島を出るのに苦労するし、交通費が馬鹿にならない。離島は物価が高くて、生活費が高くつく。
・子供が選べる道が少なくて、高校から家を出なくてはならない。
まとめ
自分が何をしたいのか、移住して家族は幸せなのか、考えるべき事は山ほどあります。
移住したいと思う離島があるならば、その島をよく知ることから始めましょう!
デメリットも多いですが「住めば都」とも言いますし
気に入った土地に住むことができれば、都会でいやいや住むより天国ですよ♪