大きな畑で家庭菜園がしたいけど「ベランダしかない!」「狭い!」と、家庭菜園を諦めていませんか。
実は、地植えしなくてもプランターで育てるのにオススメな野菜がナスなんです。
今回は、ナスの育て方についてまとめました。
コツを掴めば、割と簡単に育てることが出来るので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
■ナスの育て方!追肥・水やりが大事!
ナスは、3月下旬頃に種を蒔き、6月下旬~9月頃に収穫します。
初心者は種から育てるのは難しいので、市販されている苗から始めてみて下さい。
良い苗を選ばないと途中で枯れてしまうので、苗選びは慎重に!
良い苗の条件とは?
・茎が太くがっしりしている
・葉っぱなどに虫食いなどの跡がない
・本葉が7枚~9枚あり、花や蕾がついている
・茎が徒長してない
ナスは、根が広がり成長するとたくさんの水分を必要とするので、プランターはなるべく大きな物を準備しましょう。
深型菜園用のプランターがあるので、容量30ℓくらいだと、2株ほど育てることができます。
もちろん標準の大きさの物でも育てることが出来ます。
栽培用の土は、すでに調合されている野菜用培養土がオススメです。
さっそく苗を植えていきましょう。
まずプランターの中に土を、鉢の上から2cmから3cmまで入れ、穴を掘ります。
深さは、苗がすっぽり入るくらいです。
植えた後、割り箸や細い棒で仮の支柱を立てます。
ナスが成長していくと、脇芽が出てくるので摘み取って整えましょう。
摘み取らないとどんどん枝が増え、収穫もしにくく、いいナスが出来ません。
ナスを育てる上で大事なことは、追肥と水やりです。
苗を植え付けた後、2週間後くらいから追肥をあげて下さい。
ナスは肥料が大好物なので、肥料を与えないと美味しく出来上がりません。
追肥のタイミングは、ナスの花の雄しべと雌しべの長さをみると分かりますが、だいたい2週間に一度の頻度が望ましいです。
水やりは、特に実がついてきたら乾燥させず、水をたっぷり与えて下さい。
他に注意すべき事は、プランターの置き場所は日当たりのいい場所に置くことや、害虫対策を行うことです。
害虫は、防虫ネットをしておくと安心です。
■収穫のタイミングは?早朝収穫&切り戻しで秋ナス狙い!
ナスは、花が咲いてから約20日~25日で収穫できるようになります。
収穫する時間帯で、栄養面も変わるって知ってましたか?
ナスは、昼間に光合成で養分を作り、夜間に蓄えます。
なので、朝に収穫すると栄養価が高くみずみずしいナスが収穫できます。
我が家では、きゅうりとトマトを作っていますが、夕方収穫していると近所のおじさんに、「野菜は夕方じゃなくて朝獲らないとダメだよ」と、ダメだしされてしまいました。
長い期間収穫できるナスですが、丁寧に育てれば秋ナスの収穫も可能です。
そのためには、脇芽を摘んだり切り戻しをしないといけません。
実が次々になり収穫していくと、株も衰えてくるため、7月下旬から8月上旬くらいから更新剪定を行い、株を休ませてあげる必要があります。
更新剪定とは、枝の半分から1/3ほどバッサリ切ってしまう方法です。
剪定した後、根元から30cmほどの所に、スコップを垂直に突き刺し根を切ります。
そこから液体肥料や化学肥料をまき、土と混ぜ合わせます。
こうすると、夏の間は休息し、また秋から美味しいナスを収穫することが出来ます。
重要なのは、株が元気なうちに思い切って剪定することです。
まとめ
・良い苗を選び、プランターはなるべく深く大きな物を準備する。
・追肥は2週間に1回の頻度で行う。
・水やりは、実がついたらたっぷり与える。
・収穫は朝に行う方が栄養価が高い。
・株が元気なうちに更新剪定すると、秋ナスが収穫できる。
自作のナスで、煮浸しや天ぷら、麻婆ナスなど美味しい料理を作って下さい。
きっといつものナスよ美味しいですよ!