昔の月の読み方覚えてる?旧暦の意味と読み方・覚え方!

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ご自宅にカレンダーは何種類ありますか?

一年カレンダー、月別カレンダーなどの種類や、月や曜日の表記の仕方にそれぞれ特徴があり、きっとお好みのものをお使いですよね。

中には、和風なカレンダーで大安や先勝などの六曜が載っているものや、1月2月という月を和風月名で表現しているものをお持ちの方も多いのでは。

そういえば子どものころ学校でも「睦月、如月、弥生・・・」と和風月名を暗記させられたような記憶もあります。

知らなくても不便はあまりないかもしれませんが、日本風の由緒ありそうなこの呼び方には風情がありますよね。

この機会に、旧暦の和風月名の読み方や意味を思い出してみましょう!

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【旧暦の読み方と意味を月ごとに確認しよう】

私たちが現在使っている暦は新暦ですが、それに対し日本で新暦が正式に採用される前まで使われていた暦が旧暦です。

新暦は地球が太陽の周りを一周する周期を1年と定めた考え方で「太陽暦」といわれます。

一方、旧暦は太陽ではなく月の満ち欠けを基準に考え出された暦なんです。

新月から次の新月までの間を一か月として考えるのですが、それだと季節が少しずつずれてしまうので、約3年に一度「閏月」なる一か月をたして調節していたのです。

それを「太陰太陽暦」といいます。

旧暦や太陰太陽暦は調べると面白い事実がけっこうあるので、興味のある方は検索してみるといいですよ。

ここでは旧暦における「月の読み方と意味」を紹介しますね。

和風月名は異名や別称とも呼ばれますが、1月から12月までそれぞれに呼び方がついています。

意味や由来には諸説あるのですが、「へ~そうなんだ」と思えるものを心に留め置いておくと記憶に残りやすいと思いますよ。

◆1月・・・睦月(むつき)

睦月の「睦(むつ)」には「むつみあう、仲良くする」という意味があります。

親睦を深める、仲睦まじい、というようにも使われますよね。

お正月に家族が集まって仲良く睦み合う月、ということから「睦び月」となり、それが「睦月」になったという説があります。

◆2月・・・如月(きさらぎ)

2月と言えば新暦でも一年でもっとも寒い時期ですね。

如月は「衣更着(きらさぎ)」という漢字で、寒さが厳しくてたくさん重ね着することからよう呼ばれるようになったという説が有力。

気候が陽気になってくることから「気更来」と書くという説もあります。

◆3月・・・弥生(やよい)

ひな祭りの時期やわらべ歌などで「弥生」という言葉は他の月に比べると馴染みがあるかもしれませんね。

温かくなり草木がいよいよ生い茂る、「弥」はいよいよ、「生」は草木が茂、という意味で「弥生」となったという説があります。

◆4月・・・卯月(うづき)

アジサイ科のウヅキという植物の花を「卯の花」といい、「卯の花が咲く月」という意味で「卯月」となったという説が有力です。

稲を植える月という意味の「植月」が転じて「卯月」になったという説もあるようです。

ちなみに4月は春というイメージが強いですが、旧暦での卯月はもう夏なんですよ。

◆5月・・・皐月(さつき)

「早苗を植える月」という意味で「さつき」となった説が有力です。

早苗とは、田んぼに植え替える稲の苗のこと。

また「さ」の一文字に田植えや耕作の意味もあり、「皐月」の語源ともいわれます。

◆6月・・・水無月(みなづき)

水が無い月と書くのですが、この「無」という文字は助詞「~の」という意味で使われていて、「水の月」という意味である説が濃厚です。

田んぼに水をひく月であることから「水無月」となったということですね。

でも、文字通り暑さで水か枯れてしまうからという説もあり、どれが正しいということではないようです。

◆7月・・・文月(ふみつき)

7月といえば七夕。文月もこの七夕に由来しているという説が有力です。

短冊に詩歌を書いて飾る風習を「文披月(ふみひらづき)」といったそうですが、これが変化して「文月」となったという説です。

ほかには、稲穂が膨らむ月なので「穂含み月」や「含み月」と呼ばれていたのが転じたという説もあります。

◆8月・・・葉月(はづき)

落ち葉が始まる時期であることから「葉落ち月」と言われていたのが略されて「葉月」になったという説が有力です。

紅葉が始まり葉が色づくから、という説もあります。

◆9月・・・長月(ながつき)

秋も深まり夜が長くなるので「夜長月(よながつき)」と呼んでいたのが略されて「長月」となったという説が有力です。

夜ではなくて「雨が長い」ので長月という説や、「稲刈月(いねかりつき)」の略という説もあります。

◆10月・・・神無月(かんなづき)

神無月の「無」も水無月の「無」と同じく助詞であるとする説が有力で「神の月」という意味なのだそうです。

でも10月には全国の神々がみな出雲大社に集まり、諸国に紙がいなくなるので「神なし月」といする説もあり、神々の集まる出雲(現在の島根)では10月を「神有月・神在月」と呼ぶ説も有名です。

◆11月・・・霜月(しもつき)

一番有力なのは「霜が降り出す月」という説ですが、これは文字通りでわかりやすいですね。

ほかには、日が短くなり太陽の光が弱くなるので「ものがしぼむ月」が転じて「しもつき」になったという説もあります。

◆12月・・・師走(しわす)

一年のしめくくりは師走です。現在でもよく使われる言葉ですね。

年末は師も走り回るほど忙しいという説が有力ですが、この「師」が誰のことを表しているかは諸説あって、お坊さんや教師、兵隊などいくつか候補があるようです。

【旧暦の簡単な覚え方ってある?】

睦月、如月、弥生、卯月、皐月、水無月、文月、葉月、長月、神無月、霜月、師走。

ざっとおさらいしてみましたが、覚えていましたか?

12か月分の月名の読み方を丸暗記するのはけっこう大変ですよね。

ふだんからよく使っているという場合はそう苦労もないと思いますが、ふだんは1月、2月というふうに数字で表していますから、7月は文月!などとパッとはなかかな出てこないかもしれませんね。

簡単に覚えられる方法はあるのでしょうか?

こういったものを暗記するときによく使われるのが「語呂合わせ」です。

たとえば歴史の年号「なんと(710年)ステキな平城京」や、平方根ルート2「ひとよひとよにひとみごろ(1.41421356)」などが有名(?)ですよね。

和風月名の覚え方として、このふたつのような有名な語呂合わせは今のところ存在しないようですが、自分のオリジナル語呂合わせを創作して覚えているという方も多いみたいです。

始めの一文字をとってつなげて「むきや、うさみ、ふはな、かしし」と12文字だけなら丸暗記もできるかも?

何度か呪文のように唱えていると案外覚えられそうですね。

自分の覚えやすい語呂合わせやリズムを、楽しみながら考えてみるのもいいですね!

【旧暦の和風月名、日本ならではの風情を楽しんで!】

日常ではあまり使うことのない旧暦の月の読み方ですが、その由来は季節や祭事にかかわっていて、四季のはっきりした日本ならではの命名だったのですね。

この機会にぜひもう一度覚えなおして、折に触れて思い出し、情緒あふれる日本の四季を感じてみてはいかがでしょうか。