冬至にかぼちゃ?ゆず湯の意味って何があるの?由来とやる事をチェック

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厳冬期と呼ばれる寒い時期になると、スーパーの野菜売り場で「12月○○日は冬至!」なんていうポップやのぼりを目にする機会が増えます。

そして山のように積まれたかぼちゃや柚子(ゆず)が視界に飛び込んで、「ああ、冬至にはかぼちゃを食べてゆず湯に入るものなんだ」と自然と思ったりしますよね。

まったくその通りで、日本には古くから「冬至の日はかぼちゃを食べてゆず湯にゆっくり浸かる」という風習があります。

しかしなぜ「かぼちゃ」と「ゆず」なのか?

そもそも「冬至」って何?

あらためて考えるとその意味や由来の知識は曖昧だったりしませんか?

伝統や風習はただならうだけでなく、その意味や由来を知って行うとさらに趣が深いものになります。

そこで、冬至にまつわる食べ物や風習についてまとめてみました!

冬至について天文学的な視点でも見てみますので、ぜひご参考に!

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【かぼちゃとゆず湯の意味・由来】

冬至を簡単に説明すると、「一年で最も昼が短い日」

当然ながら冬の最中に訪れます。

太陽による日照時間が最も短いのですから、寒さも陰の気も極まれりという感じです。

昔は現代と違い、秋の収穫を終えて厳冬期となれば食べられる野菜も少なかったことでしょう。

もともとは夏野菜のかぼちゃですが、保存がきくので冬まで美味しく食べられる貴重な作物であったのです。

収穫後すぐよりも、貯蔵してからの方が甘みが増して美味しくなるという性質もあります。

しかもかぼちゃはビタミンやベータカロテンが豊富で栄養価も高く、肌や粘膜を丈夫にして感染症から身を守ってくれる優秀な野菜。

最も日の短くなる冬至に、大切に保存していた貴重なかぼちゃをいただいて、体を丈夫に保とうという願いがこめられているんですね。

現代的な栄養管理の観点からいっても理にかなった方法です。

昔の人はそれを代々の言い伝えや風習として体得し、実践していたということ・・・すごいですよね。

それが「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」という言葉で現代にも受け継がれているのです。

インフルエンザの流行に毎年悩まされる現代人として、これはぜひあやかりたいです。

冬至かぼちゃの由来の諸説のうち、「金運祈願」というのもあるそうです。

これもまた、ぜひあやかりたいものですよね!

「ゆず湯」にも意味があります。

湯船に貼ったお湯にゆずを浮かべたお風呂がゆず湯です。

植物として長寿で病気にも強い「柚子(ゆず)」にあやかり、無病息災を願ったのが由来といわれているんですよ。

ゆずには風邪をひきにくくする効果や、血行促進、皮膚を丈夫にするという効能もあります。

なにより、昔は今のように毎日お風呂に入るのは当たり前ではありませんでした。

お風呂に入ってからだをあたためたりキレイにすることは、「体を浄(きよ)める」という意味が深くこめられていたのだそうです。

香りの強いゆずで邪気を払うという意味もあるのだとか。

お浄めのお風呂に縁起と健康によいゆずを浮かべ、特別にしつらえたゆず湯に冬至の日に入る。

これが無病息災や家族の幸せを祈って行う風習であったと聞くと、実に感慨深いものがあります。

実際にゆず湯を用意するときは、ゆずをお風呂に浮かべるだけでOKですが、香りをよりたたせる目的で皮にちょっと切れ目を入れるとよいそうですよ。

ゆずをカットして入れてもOKですが、お湯に実が混じって掃除が大変になるのでネットに入れるなどの工夫をするとよさそうです。

かぼちゃ同様ゆず湯も美肌効果が高いそうですから、こちらもぜひ実践したいですね。

【日の入りが早くなる?日付は22日固定?】

さて、冬至にかぼちゃやゆず湯が大切な意味を持つことはわかりましたが、ここでそもそも冬至って正確にいつのことを指すのかも考えてみましょう。

結論から言って、冬至の日にちは年によって違います。

ちなみに2018年は12月22日が冬至です。

冬至とは、太陽と地球の位置関係から季節を導く二十四節気のひとつ。

北半球では一年の中で最も太陽の南中高度が低くなり、最も昼が短く夜が長い日となります。

昼が短いときくと、日の出が一番遅くて日の入りが一番早いのかな、と思いがちですが実はそうではありません。

日の出が最も遅くなるのは冬至よりもっと後、日の入りが早くなるのは冬至よりもっと前なんです。

太陽の見えている時間帯ではなく、太陽が最も低いところまでしか昇らないのが「冬至」です。

天文学っぽい説明をすると、太陽の見かけ上の通り道を「黄道」といいますが、黄道上にある冬至点を太陽が通る瞬間が冬至なんですね。

その瞬間を含む日を「冬至の日」をしていて、それが例えば2018年だと12月22日になるというわけです。

冬至前後は北極では一日中太陽が昇らない「極夜」となり、逆に南極では一日中太陽が沈まない「白夜」となります。

これは地球の地軸が23.4度ほど傾いているから。

この地軸の傾きと、地球が太陽の周りをまわる軌道が楕円であること、さらに一年がぴったり365日ではないこと(うるう年ってありますよね)など、さまざまな理由があって「冬至はその年によって日付が違う」ということになるんですよ。

【一陽来復で運気アップ!冬至はリセットの日】

昔の日本人にとって大変貴重な作物だったかぼちゃも、現在では輸入品もあるので年中食べられるありふれた野菜のひとつになっています。

お風呂にしても今は、健康や清潔を保つ習慣としてほぼ毎日入る人がほとんどでしょう。

昔のような「浄め」の意味合いは薄れてきていると思います。

しかし冬至には現代人こそ見逃せない、重大なポイントがあるのです!

冬至は太陽がもっとも低いところまでしか昇らない・・・けれどそれは、冬至を境に翌日からはだんだん昼が長くなり太陽の力がぐんぐん強くなるということ!

このことを中国易経で「一陽来復」といい、悪い事が続いたあとで物事がよい方向に向かって動き出すことを表しています。

すなわち、冬至は運気を呼び込みよい方向へ変わっていくためのリセットの日だと考えられますね。

ちょっと乱暴ですが個人的には「どん底まで落ちたらあとは登るだけ」と思える日だと思っています。

ゆず湯で体を浄めてから運気を呼び、栄養満点のかぼちゃを食べて、実際は冬至以降も続く本番の冬を元気いっぱいで乗り切りたいですね!