初雪の前の『雪虫』はなんでいっぱいいるの?雪の前に出てくる理由と『雪の妖精』と呼ばれるわけ

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初めての北海道旅行で運が良い事に、初雪体験だよ!

「ラッキー♪」

「一面真っ白で、なんて素敵な光景なんだろう」

「顔に当たる雪が冷たくて……あれ?冷たくない!?」

何で冷たくないの??

しかも溶けないし。

なんかこれ、微妙に動いてる気もするけど…

虫じゃねーかこれ!!

 

はい、そうなんです。

それは雪ではなく【雪虫】と呼ばれる虫ですね。

一見、雪が舞っているようですが、虫の大群が飛んでいるだけなのです(笑)

北海道の人間にとっては毎年の事で、すっかりおなじみの雪虫ですが

道外から来た人にとってはちょっとビックリするかもしれませんね。

何せパッと見は本当に雪が舞っているように見えますし、

季節的にも北海道で虫がこれほど発生するとは思いませんので

『初雪だ!』とテンション上がっちゃいますよね♪

そして身体に付いた雪をよく見たら

虫だった時の落差にビックリガッカリみたいな^^;

 

そんな感じで北海道の風物詩でもある雪虫の発生は

初雪が間もなく降りますよとの知らせでもあるのです。

不思議な話ではありますが、それなりの理由があるんですね。

と言うことで

今回はこの雪虫の謎について色々とご紹介したいと思います♪

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レフタリング大

 雪虫は初雪の前に出てくるからロマンチック!   【初雪の前に見れる理由】

クリオネをご存知ですか?

その容姿から【氷の妖精】と呼ばれています。

雪虫も小さくてお尻にフワフワの綿毛が付いていて見た目が可愛らしいので

【雪の妖精】と呼ばれているのですよ。

そんな可愛らしい雪虫の正体とはいったい!?

アブラムシの一種です。

そしてお尻のフワフワは、毛のように見えて実はロウです。

アブラムシなので、植物の汁液が主食となるわけですが

汁液の余分な成分を排出する代わりにロウに作り替えてお尻にまとっているのですね。

つまり、アブラムシに羽が生えてお尻にロウをくっつけながら飛び回ってるという事ですね♪

申し訳ありません。

現実とは残酷なものなのです!

しかし、例えその正体がアブラムシであっても、フワフワと空を舞う姿は幻想的でもあり

本格的な冬の到来を告げる使者がやって来たみたいで何だかロマンチックですよね^^

ただし、大量発生しなければですが…。

雪虫の数は温暖化の影響か、年々増えていると言われており

2012年や2015年には各地で大量発生した事例もあるんです。

辺り一面が雪虫によって真っ白となり、まず髪の毛から服から身体には雪虫がビッシリとこびりつきます。

目を開けていれば目に、口を開けていれば口にどんどん入ってきますし

車を運転していても前がまったく見えず、道路に落ちた雪虫によってスリップ事故と

まさに地獄のような光景でした。

 

「妖精とか言ったの誰だ!? 何が妖精だ!!」

と、当時の地元民達は口々にこう思ったわけなんですね。

■初雪と雪虫の関連性は?

雪虫=妖精到来という、ロマンチックな幻想を壊してしまった感もありますが

気を取り直して

『雪虫はどうして初雪が降る前に発生するの?  予知能力かなにかあるの??』

そんな疑問に対して、その関連性をご説明します。

実は『雪虫』と呼ばれる時期は生涯のうちで一瞬だけ

正式名称は【トドノネオオワタムシ】と言いまして

このトドノネオオワタムシは6月から10月(11まで延びる事もあります)までの間は

トドマツの木の下で根っこの樹液を餌に生活しているんです。

寿命は一週間ほどと言われてますので、6月から10月(11月)の間に何世代も生まれては死にを繰り返しています。

最後の世代はトドマツの木からヤダモの木へと移動をします。

この移動の時期に見られるのがいわゆる【雪虫】と呼ばれるものなのですね!

雪虫の移動時期初雪の時期ちょうど重なりますので

これが雪虫が出ると間もなく初雪が降ると言われる所以です。

しかし近年は温暖化の影響により初雪の時期が大幅に遅れる事も多くなり

雪虫と初雪の関連性も薄れてきてしまっていますね。

温暖化の影響で大量の雪虫が発生したり、初雪の時期が遅れたりと様々な面で昔と状況が変わってきているのは事実です。

雪虫が見れるのは北海道だけ?東北でも見れる?

雪虫と言えば【北海道】というくらい北海道で多く目撃される虫です。

北海道以外にでは見られないの? と思う方の疑問にお答えしますと

北海道、もしくは東北でも見られる事があるらしいのですが…

過去には関東でも目撃したという話もありますが、雪虫の生態系についてはまだ謎な部分が多く、はっきりとした生息地は名言されていないのが現状です。

ここで少し疑問を覚えるのは、雪虫(トドノネオオワタムシ)根城にしているトドマツの分布地北海道となっています。

東北(青森)にはかつてトドマツがあったという話は聞きますが、調べてみると現在は生息していないらしいのですよ。

では、トドマツが存在しない東北や関東で目撃されるのは何故なのか?

トドマツに代わる木を根城にしているのか

実はトドマツが北海道以外にもあるのか

そもそも北海道以外で目撃されたのは雪虫なのか

色々と疑問は尽きず

不透明ではありますが

北海道以外でも雪虫は見れるのかという問いには

『イエス』としておきましょう♪

雪虫はそっとしておいてあげて♪

雪虫の事を色々ご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

大量発生した時は虫嫌いな人にとっては地獄かもしれませんね^^;

ただ、遠目から見てる分にはとても綺麗で幻想的ですし特に害はないので

雪虫だけは大目に見てあげてください♪

雪虫のオスには口が無く、寿命は一週間しかありませんし

メスも卵を産んだ後すぐ死んでしまいます。

熱にも非常に弱く、人間の掌に乗っただけで弱ってしまいます。

髪の毛や服、窓ガラス等に当たった瞬間に死んでしまう儚い生き物なのです。

もしかしたら雪の妖精と呼ばれる理由はその儚さにあるのかもしれませんね!