「板につく」の正しい使い方は? 語源と由来から知る例文集

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『最近は仕事っぷりが板についてきたねぇ!』

いやーそれほどでも^^;

ありがとうございます

 

こんな会話、よくありますよね?

とりあえず褒められてる事は確かなので一応お礼は言ってみたりすます。

でもどういう意味なんだろ?

と思いつつ喜んでたりしませんか?

『仕事に慣れてきたねぇ』でも『仕事ができるようになってきたねぇ』でもなく

『板についてきた』ってどういう意味??

絶対に意味を知った上で言われた方が嬉しいと思うんですよ。

それに後述でご説明しますが、意味はよく分からないけど

「相手を褒める言葉には違いないから使ってみよう」

実はトラブルを招く事になったりします。

そうならないために『板につく』とはどのような意味合いを含んでいるのか、語源や由来、正しい使い方をこちらでしっかり学びましょう♪

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『板につく』の語源や由来

まず、『板』というのは何の板なのか?

この板は『板貼り舞台』の事を指します。

板貼り舞台ってなんぞ? と言われれば、一般的に歌舞伎や演劇を行う時に立つ舞台の事ですね。

最近は普通に『舞台』と呼ぶので、板貼り舞台という呼び名は馴染みは薄いのかもしれません。

『つく』というのは『ピッタリ合致する』とか『見事にハマっている』といった意味合いで使われています。

この事からも分かるように、元々は役者さんの間で使われている言葉だったのです。

経験を積んで、一人前になった役者さんの演技を指して

『舞台上での演技と舞台そのものの調和が取れている』を一言で表したのが

『演技が板につく』なんです。

この場合の『つく』は『ピッタリ合致する=調和』にかけられています。

演技が舞台に馴染むと言った方が分かりやすいでしょうか。

現在の『板につく』の意味を調べてみると

【態度や物腰、服装や仕事などがピッタリしてよく似合う】とのこと。

『板につく』の正しい使い方! 例文集

さて、板につくの由来や理由が分かったところで

他にどんな使い方があるの? 自分が使う時には正しく使いたいですよね。

相手によっては失礼にあたる時もありますので、注意しなければなりません。

まずは例文をいくつか載せてみましょう♪

  • 料理を始めたばかりの時は危なっかしくて見ていられなかったけど、今では包丁さばきも上手くなってだいぶ板についてきたね。

  • 入社したての頃は頼りない奴だと思っていたけど、三年目になって後輩への指導の仕方や接し方が板についてきたね。

  • 最初は着慣れていないせいか、しっくりこなかった息子の制服姿も最近はすっかり板についてきたね。

  • この役者さん、どうも時代劇には合わないなと思ってたけど、最近では役柄がすっかり板についてきて違和感が無くなったね。

  • 警察官になってもうかなり経つけど、顔が幼すぎて凛々しさがなく、警察官の格好が未だに板についていない感じがする。

こんな感じでしょうか? 最後は否定的な使い方ですが、必ずしも褒める時だけに使うものでもないという事ですね。

例えば『最近は夏の暑さもすっかり板についてきて〜』 みたいな使い方は少し違いますね。

語源のくだりでご説明したように

基本的には人が人に対して使うのが正解であり

努力により身についた能力であったり、経験や年齢を重ねて制服姿がその人に相応しい格好になったなど、人間の生き様に関連した言葉なのではないかと思います。

■目上の方に使うのは失礼にあたるの?

 

『板についてきたね!』は決して相手を不快にする言葉ではなく、褒め言葉であったりするのですが

悪い言い方をしてしまえば『上から目線』の言葉であるとも言えます。

先輩が後輩に『最近は仕事っぷりも板についてきたね!』と褒めるのは、後輩にとっても先輩から褒められたと嬉しい気持ちになるでしょう。

先輩目線でこの言葉を言い換えると、『少し前までは仕事面で頼りなかったけど最近は頼もしくなってきたね』となりますよね?

板についてたの前提には必ず『今まではあまり良くなかった』があるのを忘れてはいけません。

よって、後輩から先輩や部下から上司へ使うのは避けるべきではないでしょうか。

例え褒める側に一切の嫌味なく純粋に上司を褒め称える意味合いで使ったとしても相手にとってはこう変換されます。

『部長の仕事っぷりも最近板についてきましたね!』

↓↓↓

部長は少し前まであまり仕事ができなかったけど、最近の仕事ぶりはかなり良くなってきましたね!』

言葉の由来を知っている人からすれば、こう聞こえるわけです。

由来を知らないまま目上の人に使ってしまうと

場合によっては馬鹿にされたと激怒される可能性がありますよね。

最後に

『板につく』の使い方、お分かりになりましたでしょうか?

まったく違う使い方をしていたり、目上の人に対しての褒め言葉のつもりで使ってしまったりしていませんか?

正しく使えば『褒めて伸ばす』指導や相手を喜ばせるのに、これほど使い勝手の良い言葉はありませんからね♪

是非有効活用してくださいね。